【保護者・現役向け】園で使う虫除けは手作り?市販?どっちを使うか解決!

保育

こんにちは!はち先生です。

そろそろ夏がやってきますね。それぞれの園では、プールのお知らせとともに虫除けに関してのお知らせも配布される時期ではないでしょうか。

子どもが蚊に刺されると、アレルギー反応が出たり、腫れが大きくなったりするので、虫除け対策は必須ですね。

市販の虫除けスプレーを用意している園もありますが、手作りの虫除けスプレーを使用している園もあります。

はたまた、保護者の方はお子さんのために、「いつも使っているオーガニックの虫除けを持たせてたい」という方もいると思います。

今回の記事では、園で使用する虫除けはどのようなものがいいか、解説していきます。

保護者の方の「虫除けスプレーは持たせてもいい?」の疑問解決になると思うので、参考にしてみてください。

それでは、どうぞ!

はち先生
はち先生

この記事は、こんな人にオススメです。

  • 保育園・幼稚園の先生
  • 管理職の人
  • 保護者の方

園で使う虫除けはどっちがいい?

園の虫除け対策

園で行っている虫除け対策は次の通りです。

  • 蚊取り線香
  • アロマオイルを使用した手作りの虫除けスプレー
  • 肌の露出を抑え、長袖長ズボンを着用する

園で使うなら

【結論】子ども用の虫除けスプレーか、それでも心配であれば手作りのアロマスプレーが良さそうです。

なぜなら、天然アロマなら、市販の物より体への害は少ないですし、材料があれば園で補充も簡単です。

注意は、使うアロマによっては肌に付着すると良くないものもあるため、注意書きを良く読みましょう。

そして、アロマなら絶対に安全!という訳ではなりません。同じ人(保育園なら看護師さん)が作るようにすると配合の割合に偏りなく作ることができます。

子どもの近くには絶対に置かず、手が届かないところ(薬品庫か事務所など)で保管しましょう。

蚊に刺された時の対応

保育施設や幼稚園などでは基本的に市販薬は使いません。

  1. 患部を流水で洗い流す
  2. 冷やす

掻きむしっている場合やジュクジュクしていてとびひの可能性がある場合は、清潔なガーゼで保護しましょう。

虫除けスプレーは持たせてもいい?

初めて保育園や幼稚園にお子さんを預ける方は、安全な虫除けスプレーを使用したい方もいますし、園で虫除けをしてくれるか心配ですよね。

【結論】虫除けスプレーを持参したい場合は、園に確認を取りましょう。

しかし、ほとんどの園では6月または7月に「虫除けスプレーのお知らせ」等のお手紙が配布されます。園でどのような虫除け対策をするか、虫除けスプレーを使うかなどが記載していると思いますので、見てみてください。それでも、「肌が弱い」「アレルギーがある」「刺されると腫れやすい」など心配がありましたら、園に直接確認をとりましょう。

虫除けシールはつけてもOK?

虫除けシールもNGの園があるため、確認が必要です。特に0歳児などの場合は、シールが剥がれてそれを口にしてしまう誤嚥(ごえん)の危険性があるため、貼って登園するのはNGとルールにしているところもあります。

私も0歳児クラスの担任をしていました。当時はキャラクターの虫除けシールが市場に出始めた時だったので、お知らせが間に合わず、付けてくるのを許可していました。しかし、やはり誤嚥が怖いのでシールが朝何枚付けてきたか、剥がれたのは誰のものかなどを職員間で共有するほど注意していました。

虫除けシールは剥がれてしまったら、園で処分するのがほとんどです。

「知っておこう」虫除けの知識

虫除けの種類は

  • スプレータイプ(エアゾールタイプとポンプタイプ)
  • 薬液を直接塗るもの(ティッシュタイプと液体タイプ)

これら虫除けの大部分は「ディート(N,N-ジエチルーmートルアミド)」という忌避成分が配合されています。

このディートは毒性が低いとされていますが、急性の経口接触や、慢性的な皮膚適用の場合に血圧低下、痙攣、発疹などの症状を呈すると言われています。(中毒情報センターホームページにて)

諸外国では、高濃度のディートを含む商品が販売されています。米国では小児科学科が、子ども用にはディート濃度が10%以下の低濃度の虫除け剤を使うよう推奨されています。

日本で販売されている商品は、10%以下(医薬部外品として販売)のディートを含む商品がほとんどです。

市販虫除けを使う時の注意点

エアゾールタイプ(ガスの圧力でスプレーするタイプ)

  • 付着効率が悪い
  • 粒子が小さいため、吸入する可能性がある

厚生労働省医薬食品局の「虫よけ剤ー子供への使用についてー」について(要望)平成17年6月 では、以上の注意点をあげています。

市販の虫除けスプレーなどはこのような特徴があるため、乳幼児さんには使用を控えるか、裏の注意書きや使用方法をよく読んでから使いましょう。ガスの圧力でスプレーするエアゾールタイプは、吸入する可能性があるため、乳幼児さんには液体タイプの直接肌に塗タイプか、ポンプタイプを手に大人の手に出してから塗るという方法もあります。

香料がついているものは、子どもが間違えて舐めてしまうこともあるため、塗布する場所を限定するのも一つの工夫です。

まとめ

この記事のまとめ↓

  • 園で使う虫除けは、市販の子ども用や手作りアロマスプレーが◎
  • 虫除けを持参したい場合は、園に相談する
  • 虫除けシールは乳児だと誤嚥の危険性がある
  • 虫除けスプレーを使う時は、ガスタイプのものを子どもに使用する時は、注意が必要

虫に刺されると大きく腫れてしまう子もいるため、虫除け対策はバッチリしてあげたいところ。

保護者の方は、いつも使っている虫除けを登園前に塗ってあげるか、虫除けを預けたい場合は園に相談しましょう。虫除けシールについても確認するか、年齢によっては枚数を控えましょう。

この記事で、皆様の虫除けに対する知りたいことを解消できたら嬉しいです!

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